本日の日経で、KDDIの株主還元余地について会社側と株式市場の間に温度差が生じている。会社側は還元を重視しつつも、成長投資に重きを置いているが、投資家は安定した現金創出力を背景にさらなる還元を求めるとか。

 

KDDI、投資か還元か 会社側と市場の間に温度差 高収益でも死角あり 

http://www.nikkei.com/paper/article/?b=20161102&ng=DGKKZO09057490R01C16A1DTA000

 

以下は、グローバルでの通信キャリアの売上高ランキングである。スプリントを買収したソフトバンクが入っているだけで、NTTドコモも、KDDIも4兆円台の売上であり大きく七されている。

 

ランキング

 

一方で、下のグラフは、日系3社の16/3期の売上高と営業利益、円の大きさと数字は11/1の株式時価総額である。

3軸


NTTドコモとKDDIはほぼ同じ水準にいるわけであるが、日経の記事の通り、今後の事業戦略の軸が見えてこない。国内で何の事業をやろうが、売上高が大きく伸びるわけでもなく、株主還元の圧力が高まるのは自然な流れである。

 

 

一方で、ソフトバンクは9月にARMを3.3兆円で買収したが、その評価はあまりされていない印象。但し、ARMのビジネスモデルを見ると今後2020年までのロードマップの優位性は確認されているため、ARMの業績が開示されて来れば、今後時価総額は上がってくるものと考えている。但し、まだスプリントの見極めがついていないのも事実である。引き続きソフトバンクに注目していきたい。

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