【今週も1名様ご入会!引き続き参加者募集中!】
 

Hiroの投資銀行サロン


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週間レビュー No.43
2016/4/23~2016/4/29

今週も1名様ご入会いただきました。
これで今月は6名様にご参加いただきました。
深く御礼申し上げます。
 

また、今週は第二回リアルmtgに9名様がご参加いただき、
まことにありがとうございます。
 

テーマは流通小売事業ポートフォリオ評価です。16/2期決算を反映して、セブン&アイ、イオン、ローソン、ファミマ、三越伊勢丹の各事業が資本コストと見合っているか解説しました。
 

イオン、ヨーカドーなどのGMSは投下資本が大き過ぎて、事業価値を毀損していることをお話ししました。背景には、景気低迷による消費者の節約志向が高まったことや、値引き販売の激化による売上の縮小があり、利幅の大きい衣料品・家具ではファーストリテイリング(ユニクロ)やニトリなどの専門店に、食料品ではコンビニエンスストアに顧客が流出したことなどが挙げられます。
 

また7&iもイオンも金融事業が一番投下資本が大きく、しかもEP
がマイナスです。総合金融は銀行業務の収益では事業会社のWACCを吸収しにくい環境であり、収益は上げているものの、その規模感は事業価値を毀損させていいます。客基盤を繋ぎ止めるためとはいえ、今後リーマンショック級のマーケットクラッシュが来た場合、その影響はかなり大きくなるため、今後金融事業の切り離しも検討する必要があります。
 

フィナンシャルトピックは三菱自動車とシャープがメインでした。三菱自動車は売上半減、補償、時価総額半減の3重苦です。リストラは避けられないでしょうし、期末に現金が4680億円あるとのことですが、売掛金が1200億円に対して、買掛金が3000億円以上と2倍あるため、受注が下がると一気にキャッシュフローが悪化します。
 

決算発表から株主総会までに何らかの財務を手当てするプレスが必要ですが、商事、重工も余裕がない以上、当面は銀行に頼らざるを得ないでしょう。エクイティファイナンスも考えられますが、業績悪化の着地の見通しが見えない限り、公募は難しいです。あるとすれば、種類株の第三者割当でしょうか。
 

来週の引き続き事業ポートフォリオ評価の解説を行いつつ、シャープ、三菱自動車についても書いていきたいと思います。

来週もよろしくお願い申し上げます。
 

今週のサマリー

【サロンonly】

4/23 GMS業界市場環境
4/23 GMS競争環境
4/23 百貨店業界の仕組み
4/23 百貨店の立地
4/23 百貨店業界の市場環境
4/23 百貨店の競争環境
4/25 流通小売売上高・利益率・時価総額推移
4/28 7&i HD 業績推移
4/28 イオン業績推移
4/29 三越伊勢丹HD
4/29 ローソン
4/29 ファミリーマート

【フィナンシャルトピック】
4/25 米KKR、上場企業に1000億円投資 収益源を多様化
 

三菱自、燃費不正の先行き見えず グループからの支援は難航も
 

4/26 三菱自動車 4輪駆動車に2輪駆動車のデータ流用
 

4/26 三菱自 日産に補償へ 数百億円規模に 燃費データ不正
 

4/28   三菱自、国内の受注半減 燃費不正、日産に補償検討
 

4/28   シャープ1000人削減検討 不振の太陽電池など 
 

【投資銀行ライブラリー】
4/26 流通小売 事業ポートフォリオ評価 2016