昨年だったか、
焼酎の「いいちこ」のコピーに
 

 

「そんなこともありましたね。」

 
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というコピーがあった。
 

 

大手町駅で、そのポスターに思わず立ち止まって見てしまうほど、

引き込まれたコピーだった。

 

恋仲、若しくは既に夫婦なのかもしれないが、

おそらくそれなりに長く付き合っている男女の会話だろう。

 

ずっと付きあっていれば、必ず揉め事の一つや二つはある。

泣き叫んで、別れる別れないの話だったのかもしれない。
 

若しくは、その二人は会社を経営していて、

会社がつぶれるつぶれないの話だったのかもしれない。

 

いずれにしろ、修羅場だったわけだ。

だけど、今はこうやって、どこかでバカンスを楽しんでいる。
 

要はお互いが「許した」ということだ。

 

許す。

 

それが出来るだけで、生きるのがどれだけ楽になるだろうかと思うことがある。

悲しいが、自分にはそれだけ許せないことがたくさんあるのだろう。

もっと言えば、一番許せないのは自分自身だということもわかっている。

 

「そんなこともありましたね。」

 

いずれにしろ、この言葉だけで、その時間軸が見えて、

その時の景色と今の景色の間のストーリーが想像できるコピーは素晴らしい。

 

しかし、人間とは難しいもので、

あの頃はどうしても許せなかったことが、今はどうでも良いことだったり、

あの頃はどうでも良かったことが、今はどうしても受け入れられなかったりする。

 

結局人生とは、どこまで行っても「折り合い」の付かないものなのかもしれない。


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