Hiroの投資銀行サロン  

週間レビュー No.34  2016/2/13~2016/2/19

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今週の週間レビューです。

今週は不良債権投資の話でした。
 

我々の金融は事業の成熟度合で、プレイヤーが違うわけですね。
創業時にはVC、IPO時には投資銀行の資本市場G、
成熟期には事業のM&Aで投資銀行のアドバイザリー、
再生時には、MBO、不良債権投資などが行われ、
景気局面でのプレイヤーに違いが出ます。
 

ここ5年程度は日本の環境は良かったので、
VC、IPO、M&Aが賑わっていましたが、その前はリーマンショック等で、
不良債権案件が繁盛していました。

また景気後退局面に来ると、この不良債権投資が出てきて、
VCなどが沈むことになります。
 

M&Aは攻めの買収、守りの売却があるので、いつの時代も活況を呈してますね。
景気悪いなりに、それはそれで案件があります。
 

フィナンシャルトピックでは、石原再生相がセンスのない回答をして、
議員のフィナンシャルリテラシーの低さを露呈してしまいました。
 

基本、誰に聞いてもポジショントークなので、
民間に聞いても意味がないんですけどね。
黒田さんは今のマイナス金利で円高なら、
金融緩和が甘いとの判断でさらにマイナス金利を拡大するヒトです。
 

そのくらいでないと日銀総裁など務まらないですよね。
だからノイズはどうでもよくて、
当面マイナス金利政策が変更になることはないとみてます。

デンマークがマイナス1.25%ですから、
黒田さんはマイナス1%まではアタマに入れていると思います。
更に言えば5対4のうちの4の2名がこの3月、5月には退任となります。
そこまで読んでの施策だったと思いますね。
 

さて、来週は、23日に第二回月例会やります。
 

課題図書は「学力の経済学」です。
 

昨今、
「グローバルな競争に勝ち抜く教育改革を!」
「人間力を高める教育を!」など、
教育論議が盛り上がっていますが、
一方で教育の問題になると、誰もが自分の経験や友人から聞いた話など、
科学的な根拠のない個別の体験論に終始しがちです。
 

そんな中、
世界で行われてきた「証拠に基づく教育論」(エビデンス・ベースの教育論)
を分かりやすく解説したのがこの本です。非常に面白いです。

「少人数学級は本当に意味があるか」
「成績が良い子供にご褒美をあげるのはよいことか」
を議論出来ればと思います。
 

来週の投資銀行ライブラリーは「種類株を使った資本政策 上級編」です。
それでは来週もよろしくお願い申し上げます。
 

今週のサマリー
 

【サロンonly】
 

2/15 不良債権の種類

2/15 不良債権投資環境の変化(金融機関の不良債権処理推移)

2/16 不良債権の歴史

2/16 不良債権のプレイヤー

2/17 一般的投資ストラクチャー(匿名組合スキーム)

2/19 担保評価について

2/19 ラブホテルへの融資について
 

【フィナンシャルトピック】
 

2/17 配当 3年連続で最高 上場企業15年度、株主還元を重視
 

2/17 リピーター生む「天丼てんや」の心理作戦 ロイヤルHDの増益支えるもう1つの柱
 

2/18 石原再生相:マイナス金利の評価、金融機関などヒアリング必要
 

【参考Blog】
 

2/19 「GLOBIS 知見録」MBO成功のカギはキャッシュフローの創出力
 

【投資銀行ライブラリー】

2/15 不良債権投資_投資銀行サロン.pptx