映画「日本のいちばん長い日」を観てきました。

良い映画でした。

一言でいえば、昭和天皇役を演じた本木雅弘さんが、
全部持って行った映画です。

そのくらい、登場回数も多く、昭和天皇のイントネーションも
かなり似ていたと思います。 

この映画を通じてずっと出てきた言葉が「国体護持」、という
言葉でした。 

・天皇制の核心である天皇の地位・権威・権能を保全すること。

専門的な解釈はいろいろとあるのでしょうが、いずれにしろ、 
終戦派も本土決戦派もどちらも守ろうとしていたのは、 
この国体の護持でした。 

国体の護持を条件として、ポツダム宣言を受け入れる終戦派、 
その国体の護持が担保出来ないから、引き続き戦争を続けようとする 
本土決戦派。お互い、守ろうとしていたものは同じであることが印象的でした。 

そして。 
その国体そのものである昭和天皇が守ろうとしたのは、国民だったということ。 

それにに気付いたとき、涙が出そうにになりました。 

役所広司さん演じる阿南惟幾陸軍大臣は、本土決戦派だったにも関わらず、ポツダム宣言を受け入れる天皇の聖断への忠誠と、青年将校の反発を抑えなければならない忸怩たる思い。 

松坂桃李さん演じる畑中健二少佐の純粋なまでの国体護持の思い。 

この戦争をどの様に幕引きをするかということは、 
おそらくこの日本史上で、一番難しい意思決定だったはずです。 
降伏した時の惨状を想像すると、畑中少佐が取った行動もわかる気がするのです。 

それだけ困難を極めた決定だったし、やたら手続き論に拘泥するわりには、 
最後は決めきれず、天皇に聖断を賜る日本の硬直した組織の限界を見た気がします。 

でも、あの時の意思決定があったからこそ、今の日本があることに、 
我々は感謝しなければならないと思った次第です。 

間もなく終戦。あの時、どうしても生きたいと思いながら、日本のために 
命をささげた先人の未来を、今我々は生きています。 
改めて、そのことを噛みしめたいと思います。 

 


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