7日付の大量保有報告書によると、投資会社レノが他2社と共同でアコーディア・ゴルフ株13.75%を保有していることが明らかになりました。

報告書を見る限り、レノが2.80%、C&IHoldings(東京都港区)が6.14%、合同会社南青山不動産(同)が4.81%を保有しています。

レノは、旧村上ファンドのグループ出身者が多く在籍していることで知られています。

レノがアコーディア株を買い始めたのが11月19日となっており、TOB発表を受けて買いに出たとみられ保有目的は「投資および状況に応じて経営陣への助言、重要提案行為などを行うこと」としていますね。

更に大量保有報告書によると、レノは、MCJ(6670)株18.16%(2012年12月19日現在)、フェイス(4295)株5.22%(10月24日現在)、SBIホールディングス(8473)株5.85%(10月17日現在)などを共同保有していました。

本件については小職のブログでレノの存在が分かる前の1月5日の段階での個人的な意見を書かせていただきました。

PGMのアコーディアゴルフ敵対的TOBは成立するか? ~誤算はこの株高とPwCの株価算定書

昨日のアコーディア株は朝方、77,700円まで下げた後、午後にはTOB価格の81,000円まで上げ、終値は80,900円でした。出来高は42,408株で、発行済株式の4%が売買されています。

そして、現在1月8日午前5時25分ですが、これまでに一般的に入手出来る情報だけで、あくまで個人的な判断を申し上げると、レノはアコーディアゴルフ側のホワイトナイトでも何でもなく、単にPGMのTOB価格を引き上げさせるためだけにアコーディア株を買い付けている様な気がします。

レノはこれから買い進めて、3分の1以上を超える場合はTOBで買い付けなければならず、今までの他の株価の取得状況や、TOBを行うことでのコミュニケーションコストを考えると、レノがそこまでして買い付けることはないと考えています。

おそらく今日は、TOB価格の81,000円を超えて来るでしょうから、今までにTOBに申し込んでいた株主も、申し込みを取り消しして、市場売買、若しくは様子見に回るために、現状TOB価格でのPGMのTOB成立は難しくなりました。

一方で、PGMがTOBの下限である20%を取得出来ないとなると、TOB不成立となり、一気に株価が下落してしまうため、レノとしても、買い進めたメリットがなくなってしまいます。アコーディア側が今後90%配当するとは言っていますが、そこを狙っているとは考えにくいです。

そこで今後のPGMの出方ですが、敵対的買収である以上、何らかの対抗馬は出て来ることは想定していたでしょうから、TOB価格の引き上げ余力はあるでしょうが、単に価格引き上げを狙っているファンドの言うとおりに乗ってくるか否か、難しいところです。

TOB締め切りは来週17日でさらなる延長は最長10営業日認められる場合がありますが、TOB対抗者が出て来ない限り、実質の運用は難しいそうです。どうするか。

今日のアコーディア株価、要注目です。

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