プレスリリースの通り、スカイマークは17日、公募増資と第三者割当増資で最大212億円を6月に調達すると発表しました。2015年3月期に参入する国際線で運航する航空機や訓練設備などの投資に充てます。公募増資は00年5月の上場以来11年ぶりですね。

スカイマークの2011/3期の業績は売上580億円(前期比140%増)、経常利益は110億円(同3.7倍)と大きく業績を伸長させており、株式時価総額は昨年5月の250億円から昨日870億円と約3.5倍となりました。同じ期間TOPIXとANAはほとんど時価総額を上げておらず、空運の株価パフォーマンスでは独り勝ちの状態です。

 ただし今回の212億円ですが、ブックランナーは大和CM、他野村、いちよし。今回のファイナンスは公募増資でまず1730万株発行し、オーバーアロットメントとして270万株を第三者割当増資として追加で発行します。一連の増資で発行済み株式数は9081万株と、増資前に比べて28%増える見通しですが、別途100万株の売出しも行うため、今回のオファリングレシオは約30%弱となります。
正直希薄化がちょっとキツいかもしれません。

株式流動性を見てみると月間株式売買代金回転率はかの1年平均は19%。特に国際線参入のプレスをだした直後の前期2001/3 3Qは月間平均30%を超えた時もあるので、必ずしも消化しきれないことはないとは思いますが。

さて、スカイマークの西久保社長はご存知のとおり、もともと航空畑の方はなく、大学卒業後いくつかシステム会社を起こし、2000年に無料プロバイダーのマスターネット(ゼロ)をナスダック・ジャパンに上場させ、その後2003年に当時ご苦労されていたスカイマークの増資を引受け、社長に就任した異色の経歴の持ち主です。

当然のことながら、当時は「システム屋に航空会社が経営できるか」と言われたものですが、オープン・スカイ等環境の変化により勝ち負けはまだ見えなくとも、少なくともここまでなんとか経営を安定化させて来ました。

ルイス・ガースナーがIBMの経営を引き受けたとき「ビスケット屋にコンピューターが経営出来るか」と言われ、りそなが国有化され細谷氏が代表になった時、「国鉄に銀行が経営出来るか。」と言われました。

さて、ずっとその業界にいる経営者の方々、ちゃんと経営出来ていますか?(笑)

スカイマーク、頑張って欲しいです。

引き続き参加者募集中!  
Hiroの投資銀行サロン