日経によれば、サッポロホールディングス(HD)はポッカコーポレーションを買収する方針を固めたそうです。現在は約2割出資ですが、300億円前後で大半の株式を取得し子会社化します。
 ポッカの筆頭株主の投資会社アドバンテッジパートナーズや、ポッカに約2割出資している菓子・乳業大手の明治ホールディングスから株を買い取ります。 サッポロHDの飲料部門の売上高は約300億円、ポッカの売上高は約970億円。両社の合算で国内清涼飲料市場のシェアは8位前後になるそうです。

8位って言われてもな........というのが、正直なところでしょうか?
サッポロは現在売上4000億円弱、経常利益で150億円。株式時価総額で1500億円くらいです。キリンは時価総額1兆円超、アサヒは7500億円くらいですかね。

サッポロの飲料部門は売上307億円、営業赤字なので、今回ポッカをどうしても欲しかったのでしょう。ポッカは売上970億円で、以前は営業利益率2%程度でしたが、ファンドも入ってテコ入れして4%まで押し上げたとすると、営業利益40億円くらいです。営業利益が35億円増加するのは有り難いですかね。
問題は今後の海外施策でしょうか。
さて、サッポロの話題になると必ずこの話が出ますが、サッポロのセグメント別売上は酒類78%、飲料(飲料水・菓子)7.9%、外食(ライオン)7.2%、不動産6.0%なのですが、この不動産が全体の利益の半分を稼いでいる孝行息子なんですね。なんせ、売上230億円で、営業利益75億円稼ぎますから。サッポロの支払利息は37億円くらいなので、不動産事業に係る金利が1/3くらいの12億円だと想定すると、不動産経常利益は63億円。純利益は63×(1-実効税率42%)= 36億円くらいです。

で、現在の不動産賃貸セクターの平均PERは29倍ですから、36億円×29倍= 1044億円。
今のサッポロの時価総額は1500億円ですから、ビール・飲料の価値は500億円くらいですか。というよりはサッポロのPERは13.9倍なので、不動産がコングロマリットディスカウントされてます。そろそろ、なんらかの対策が必要かと。

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