本日の報道のとおり、SNS向けゲーム最大手の米ジンガゲームネットワーク(カリフォルニア州)が、国内で同業ベンチャー、ウノウを買収しました。買収総額は数十億円と言われています。ジンガはソフトバンクと提携しており、ウノウの開発力を加えることで、人気ゲームを国内やアジア地域のSNSに配信できる体制を整えるということらしいです。

 ウノウの全株式をトランスコスモスや、ngiGroupから取得しましたが、ビジネスモデルそのものについては専門の方々がいるので、申し上げませんが、今回の買収で思ったのは、

従来より「IPOで一旗挙げて」というモデルが転換期に来つつあるのではないかと言うことです。

 株主からしてみれば、数十億円で売却できるのであれば、ValuationとしてはIPOするのと多分あまり変わらないし、一発で利益確定出来るので、結構ウェルカムな話であるような気もします。

 問題は発行体の社長の気持ちでしょうか?

2000年のITバブルのころに、楽天やライブドア(当時はオンザエッヂ)やサイバーエージェントが上場し、2005,2006,2008にDeNA、mixi,GREEが上場した訳ですが、GREEは除き、どちらもマーケット環境は悪くはなかったし、IPO社数も100社以上あり、社長のモチベーションとしても、IPOイコールステイタス的な理解もされていた時期でした。

 一方、今のIPO環境は話すまでもなくマーケットもよくありませんし、上場審査も厳しいのが実情です。今回もIPOとバイアウトを天秤に掛けたかどうかはわかりませんが、救済型売却でない限りは、内部・外部環境共に不確実性の高いIPOを勘案して、一旦大手にバイアウトして社長のネームを売り、別のビジネス?で再チャレンジするのもいいのではという判断も働いたのかもしれません。

私はこの時代既にM&AをIn_In、Out_Inで語る時代ではなかろうと考えており、ジンガに買収されたこと自体はあまり意見を持ちませんかね。

 いずれにしろ、国内IPOにEXITの手段として、魅力が薄れてきているのは事実でしょうし、今後はバイアウトもしくは海外IPOもオプションの一つであると考えています。

今後のIT、ソーシャル系VBのEXITを注目していこうかと思います。

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