本日の日経でベンチャー投資額が昨対4割減という記事があります。主要20社で637億円と07年度の1395億円から半減です。ピークは06年の2000億円。もっともこの金額がクセもので、06年とかではかなり高めのValuationになっているはずであり、IRRハードルはかなり高いと思われますが。

 

いずれにしろパイプラインが細っている理由は、マクロ悪化による投資先企業の業績悪化、それに伴う予実管理等の引受・上場審査厳格化による結果としての国内IPOの大幅な減少です。それによりトラックが出せないVCには機関投資家は資金を出さず、VCは出資出来ない。いわゆる負のスパイラル現象でしょうかね。

 

一方で、新興国IPOが活発化するに伴い、体力のあるVCはアジア地域でのファンド設立を行っており、まさにシードマネーのキャピタルフライトが起こりつつあります。当然ファンド側からすればマネタイズしなければいけないのでこの動きは当然といえば当然です。

ただ、この動きが出来ているのはSBIやジャフコ等、投資事業をコア事業として行っており、しかも上場しているということでしょうか?

 

SBIに限って言えば、先日公募増資を500億円規模でローン値しており、その資金の一部を新興国に投資すると書かれています。要はファンド事業も資金調達をマーケットから自力で調達できることが重要かと。これは海外ではKKR、ブラックストーン等、PEファンドが当てはまるのかもしれません。

 

では、リスクマネーの供給元であるファンド事業をどう活性化すればいいのか。

先日、経産省から発表された「産業構造ビジョン2010報告書」P273以降に記載されている国内機関投資家のオルタナティブ投資(VC、狭義のPE)へのアクセスの機会設定、運用拡大、中小企業基盤整備機構からの資金供給はやはり必要なのかなと。

 

個人的には日々自立することが重要だと言っていますが、中小企業活性化政策の一つとしてファンド投資業務が拡大するのであればそれに越したことはないと考えてます。

 

出口の日本企業のIPOをどうするかについては次回。

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