今日の日経で、海外企業が日本で資金調達調達する際、従来は日本語書類の開示を義務付けられていましたが、今後英文開示のみでも構わないように緩和する方針となりました。
http://1cc.jp/vf3gis

これは、アジアでの資金調達を求めている発行体に対し、日本の金融市場の活性化を目的として、行われるものです。もっとも英文のみの届出書でどのくらいの投資家が買ってくれるのかは未知数ですが、個人には結構ハードルが高い様な気がします。機関投資家が中心になるんでしょうかね。それでもやらないよりはいいとは思いますが。

一方で日本の発行体は資金の消化力を考えると、今後、海外での資金調達(グローバルファイナンス)も十分検討していく必要があるのでしょうね。先日もラウンドワンのグローバルファイナンスのみで81億円を公募増資が発表されました。

資金使途は出店資金(国内3ヶ所、米国1ヶ所)および借り入れの返済です。いわゆるどちらかというと国内マーケットを中心としたサービス業ですが、今後の成長力、海外展開力がポイントになるのでしょうか。
株価は過去1か月で20%、TOPIX比10%下げており、地合はよくありません。オファリングレシオ(今回の発行株数/本件含めた発行済株式数)は約20%で、通常のPO(Public offering)に比べると大きめで希薄化が気になりますが、ディスカウント率は7.56%以上であり、単独ブックランナーのドイチェバンクのマーケティング踏ん張りどころです。

本件は海外でのネームがまだあまり知られていないサービス業のファイナンスではありますが、発行体のニーズが国内で消化出来ないとすれば海外調達に打って出るケースは今後も増えると思います。今回はそのアレンジと引受リスクをドイチェが取ったわけですが、
常に発行体ニーズと投資家の利益バランスに配慮しなければいけないブックランナーの醍醐味でもありますかね。

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