新聞報道の通り、東証1部レナウンは24日、中国の繊維大手、山東如意科技集団(山東省)を引受先とする第三者割当増資を7月末に実施し、同社が筆頭株主になると正式に発表しました。山東如意は第三者割当後の発行済み株式の41%を約40億円で取得し、、レナウンは生産委託などを広げて再建を目指すことになります。

このレナウン1960年代にテレビCMが当たり、「ダーバン」「シンプルライフ」「アーノルドパーマ」「アクアスキュータム」のブランドで業界をリードしました。ただしその後ブランドが育たず、SPAの台頭や百貨店チャネルそのものの脆弱化とともに大きく業績を下げ、2つのファンドが関与したにも関わらず4期連続赤字となり、今回の提携となりました。

今回の第三者割当は@120円であり、発行決議直前営業日の株価より14.89%、さらに1、3、6mth平均25.88%のディスカウントは有利発行に該当するため。臨時株主総会の承認が必要です。換言すればそこまでしないと調達先が見つからず、山東優位に交渉が進んだと思われます。

で、株主間契約には以下の内容が盛り込まれています。
1.5年間は承諾ない限り買い増ししない
2.以下の場合を除いた株の処分を行わない、
・35%下回らない範囲の処分
・如意の子会社・関連会社への譲渡、
・如意以外の第3者の1/3以上の取得
・如意の持ち株比率以上のTOB
3.上場は維持

要は安く発行するから持分法適用の範囲を崩さないし、上場維持でいいよねというのが、レナウン側のニーズであったのかと。お互いいいとこどり。割食ったのは、やはり既存株主。TOBで上場廃止なら逆にプレミアつきますから。

来期は売上690億円、赤字6億円……………………..売上半減です。
誰がやっても5期連続赤字の状況というのは、どう理解すればいいのか。事業構造的に限界かということなのか。
やはり、ブランドのプロダクトライフサイクルから勘案すれば、戦略は3Cのcompany差別化のバリューチェーン再構築とか、チャネル変更とかよりも、単純に日本の10倍というCustomerの中国で売上を伸ばすということなんでしょうね。今さらですが、遅過ぎの感ありです。そして、レナウンの腹のくくり方の弱さを考えると今後もやはり不安ではありますが、いかがでしょうか?

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