今日の日経で、アドバンテッジ、ユニゾン、MKSが60%保有するクラシエHD株を100億円、Debt150億円の計250億円で売却と報じられています。
ご存じのとおり、クラシエHDは旧カネボウが産業再生機構支援終了時に化粧品部門以外の日用品部門を分割してファンド3社がマジョリティを取得して、バリューアップに励んだものです。

当時営業利益率2%だったものを、経営効率化により7%まで改善させました。
売上高は770億円ですから営業利益は54億円。
企業価値EVはDebt150億円 + Equity(100億円+100億円/0.6=167億円) = 417億円
EBITDAマルチプルでみると
EV / EBITDA = 417/54 = 7.7倍。
ちょっと高いですかね。償却が多いのかも知れません。
いくらで仕込んだのか確認してないのでIRRわかりませんが(笑)

さて、やはりファンド取得した案件のバリューアップは、
このくらい出来れば上出来と考えるべきなんでしょうかね。

ファンドが入ることで、コスト削減やガバナンス強化(特にカネボウの場合)という意味では、かなり効果があったのではないかと。
一方で、トップラインを上げるための手立てというのは限られるのかも知れません。
もちろん投資対象に事業会社を買収させ、ロールアップさせていく手法もあるのでしょうが。

しかし更なる成長を遂げるためにはやはり、事業会社との統合シナジーが一番効くということなのでしょう。

今回はホーユーがどうということよりも、投資回収を急いだとはいえ、ファンドの役割を全うしたと考えてますがいかがでしょうか?


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