WBCジャパン優勝よかったですね。

今日の日経14面に企業の損益が悪化する一方、キャッシュフローが改善しているケースが目立つとの、記事があります。在庫や有価証券の評価損等、現金収支を伴わない損益の変動要因が大きいからとのコメントですね。

実はこれは企業価値を考える上で、かなり本質的な部分を論点としています。

以前の経営者であれば、ノンコア事業、不良資産の処分は大きな損失を計上する場合が多く、なかなか決断できませんでした。

個人的には、上記の処分は帳簿上の損失が出ても、躊躇せずに行うべきと考えています。

理由として、
市場倍率が反映しているのは、あくまで「キャッシュベースの利益」ということでしょうか。

企業のB/Sは企業が過去に投資した企業の報告書に過ぎず、その資本が事業価値に変わったか否かは資本コスト以上の投下収益率を上げるための経営努力にかかっています。

現金収支を伴わない損失は経済実態としての重要性はなく、ほとんど見なくていい項目かと。

要はその企業の将来の営業CFや割引率にのどちらにも影響を与えない費用項目は、
正味現在価値であるNPVに影響を与えない。

さらに言えば、計上する損失は営業費用ではなく一過性のものであり、パーマネントではないことを市場は判断しているということでしょうか。

年度末が近くなり、大半の企業はほぼ今期決算の着地を見極めたところでしょうが、
5月以降発表される決算短信では、PL.B/S以上にCF、特に営業CFの改善度合いに注目することをお勧めします。

さらに投資CFも含めたフリーCFを見れば、多分着々を「次」への準備を行っている企業が見えてくるかも知れません。

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