日曜の日経朝刊3面に「かんぽの宿の譲渡価格はおかしい」との鳩山総務相のコメントが載っており、久しぶりにひっくり返りそうになりました(笑)



日田の宿に視察に行ったらしく、「想像よりえらく近代的だ。」全体で108億円に譲渡価格について「なんで100億円なのか。すごくおかしい。」と。



この文脈で総務相の思考ロジックを推察すると、

「想像より近代的なので、100億円より高いはずだ。」

ということになり、思いっきり、簿価純資産べースでのアタマになっている。

赤字なのか、黒字なのか、いくら現金が入ってきているのかという話はどこにもない……… 



一方で売却予定の70施設のうち、59施設が赤字で、年間赤字額は40億円~50億円とか。

70のうち、59が赤字だったら、民間だととっくに潰れてます。営業利益が分からないのですが、営業黒字だとすると、金利支払いが40億円とした場合、金利2%として元金2000億円。1施設30億円弱….. うーん、ちょっと30億円の施設のイメージがわかないな~

仮にそうだとして、次に減価償却は1施設20億円(10億円は土地と仮定)を10年償却とすると1施設2億円。 2億円×70店舗= 140億円。



で、EBITDA = 営業利益ゼロ+減価償却140億円 = 140億円。

だからオリックスの提示価格108億円 = EVとして、EV/EBITDA倍率 = 108/140 = 0.77倍……..最近は1倍でのM&Aもあり、バルクの場合、108億円はない話ではないと。



いづれにしろ、オリックスだからどうだとか、108億円が安すぎるとか言う前に、

「この資産、いくら稼ぐのか?」はお考えになって欲しかった。

バルクで売ると「雇用を継続してもあとで好きに料理されてしまう」とおっしゃた様で、

それでは、59施設赤字の責任の議論はどこに行ったのかと。



国営事業のヌルさがどういったレベルだったのか、垣間見た気がしました(泣)

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