今回GREEが、業績上方修正を行いました。純利益32億円→35億円。


このGREE、非常に興味深いです。
前期2008/6期は売上2,937百万円(以下M)、当期純利益582Mでしたが、この9月のQ1で売上1,980M,純利益752Mと、利益ベースではすでに前期を上回っています。しかも2009/6期通期予想は売上9,900M、当期純利益3,200M。

昨年末のIPOファイナンスを見てみると、公募120万株、売出243万株、オーバーアロットメント(以下OA)40万株。発行済株式は公募含め2230万株で想定発行価格は3200円ですから、マーケットキャップ(株式時価総額)は 3200円×2230万株=約713億円。オファリング総額では128億円で、昨年最大規模のDealとなりました。

気になるPER倍率ですが、713億円 / 32億円 = 22.2倍。
IPOディスカウント30%と考えるとフェアバリュー1,018億円となります。 
ここからが注目すべき点なのですが当時、Mixi はPER46倍。マーケットキャップ945億円……………
要はフェアバリューで行くと既にGREEの方が大きいと(驚)

この差は利益率の差から来ています。
GREE 2009/6期 売上予 9,900M、経常利益5,870M,当期純利益3,200M(当時)

Mixi 2009/3期売上予 13,000M,経常利益3,800M,当期純利益2,050M
経常利益率GREE59.2%、Mixi 29.2%

ここの差は、新聞報道の通り、会員向けの有料課金サービスが伸びたこと。

前期ベースではGREEもMixiも粗利率80%程度で同じなのは見ていましたが、GREEは経常利益率は前期35%でMixiと変わりませんでした。有料課金の方の売り上げの方が加速度的に伸びているのでここの差ですね。

要はビジネスモデルを転換させて来たということですね。
あとGREEはモバイル会員が多く、Mixiよりも早めに時代の流れを押さえたということなんでしょうね。

確か会員数は700万人で、Mixiの半分くらいのイメージですが、ここから直接課金したことはすごいですね。アバターの部分だと思うのですが。



結果的に初値で5000円以上となり、今もその水準は落ちていない。

ということは、財務上、GREEはMixiに劣後する部分が見受けられないとすると、

PER22.2倍はGREEそのもののリスクではなく、市場のボラティリティに関するものだったと

推察されます。



今後、このGREEを抜くメガベンチャーが登場することを期待します。

引き続き参加者募集中! Hiroの投資銀行サロン