実はJTの業績が好調です。 
以外かもしれませんが。 

07/4月に英国ギャラハー社を買収した結果、 
売上    07/3期 4兆7700億円 → 08/3期予 6兆4100億円(+34%) 
経常利益  07/3期 3120億円 → 08/3期予 3630億円(+16%) 
利益は多分償却の関係もあるのでしょう。若干緩和されてますが。 

先日の3Q決算説明では、中計で今後3年EBITDAのCAGR(昨年対比成長率)10% 
を目指すといっていました。 

もともとギャラハーの基盤はロシア、中欧でありJTはアジア、北米です。M&Aの教科書に出てきそうな、営業補完となりました。しかも先進国の景気減速感が漂う中、ロシアのタバコ市場成長率は30%です。 

で、ギョーザの話なのですが。 
冷静に数字の話だけをすれば、ギョーザの影響は限定的です。 
加工食品部門売上は今期3Qまで、売上770億円、EBITDA90億円 
もう一度言います。 
今期のJT売上は6兆4100億円、経常利益3630億円…….. 
全体の1%~2%のところの、話をしている。 
当然特損は出るでしょうが、タバコの好調がそれを打ち消すでしょう。 

実は投資家もそこは冷静に見ていることが解ります。 
ギョーザ発覚後、大きく株価を落としましたが、徐々に 
TOPIXに戻してきました。 
http://quote.yahoo.co.jp/q?s=2914.t&d=c&k=c3&c=998405.t&t=6m&l=on&z=m&q=l&p=m25,m75,s 


もちろん、企業の品格は数字だけではないことは百も承知です。 
「脇の甘い会社だ」「管理がなっていない」 
そういう意見もあるでしょうし、それに対しては肯定も否定もしません。 
被害に会われた方は本当にお気の毒だと思いますし、全容解明に全力を注いで欲しいです。 

ただ、自分は株価は世論とは若干違うメッセージを発していることを言いたいのです。 
もっとJTを鳥瞰している。 

「食」は安全であることが前提となっているので、毀損したブランド・信頼関係を再構築するのは、それは大変な労力だと思います。かなり時間もかかるでしょう。 

戦略は多分正しい。だからここに信頼されるオペレーションが加わった時、 
JTは真のエクセレンス・カンパニーになれるのだと思うのですが。 
JT、ぜひ頑張って欲しいと思います。