今年の成長市場としての「電池」。太陽電池もありますが、たぶん市場の拡大はリチウム電池からと思われます。リチウム電池は既に携帯電話やノートPCのバッテリーとして利用されていますが、2009 年は多くのHEV(ハイブリッド自動車)の発売に加え、EV(電気自動車)の量販が
January 2009
成長市場としてのバイオセクター
昨日のファイザーに続き、アステラスが、米国バイオのCVセラピューティクス社を買収にかかってます。ただ敵対的になる可能性も高いとか。売上7,300Mで昨年比2倍以上ですが、最終利益は△16,100Mです。ここは上場しているので値段がついていますが、それでも赤字。バイオは赤
ファイザーのワイズ買収680億$(6兆1000億円)
さて、報道の通り、ファーマ巨漢のファイザーが世界9位のワイズを買収しました。戦略の議論はまたやりますが、Valuationです。ワイズの07実績しかわからないのですが、売上 22,399M$営業利益 6075M金利 696M償却 918MEBITDA 7,689M EV/EBITDA = 6,800/7,689 = 8.8倍Marke
社長の器以上の会社は作れない....か?
今日の日経16面に「自由な会社法」悪用防げ!のタイトルで、第三者割当増資の規制や、社外取締役の義務付けなど、議論が進んでいると書いてありました。現場の人間から言うと、それに伴う効果があるとはどう考えても思えない。 達観しているわけではありませんが、すべてを
TDK 普通社債(SB)発行 840億円
電子部品メーカー国内最大手のTDKが23 日、国内普通社債(SB)総額840億円の発行条件を決め、募集を行いました。。今は主流ですが、当時は先駆け的起債だった国内初の完全無担保債(1985年1月、100 億円)以来24年ぶりとなります。金融危機で国内社債市場は機能が低
MBOのメリット・デメリット
すかいらーくMBOでもありましたが、この外部環境の激変を勘案すると、今後も上場企業が非公開化するケースが今後も出てくると思われます。また、これらの企業が再上場を目指すなりケースも出てくるでしょう。この場合、非公開化された間はMBOファンドなり経営陣なりが安定
「MBO」の成功の秘訣
この仕事をやっていると、MBO → IPO のシナリオを組み立てたりすることがあります。以前、「MBO企業の7割が再上場計画なし」との記事が書かれていました。まあ、確かに環境変化の中で業績悪化が理由であるのはわかりますが、記載されているネームをみると、そもそもM
金融工学の未来
今週の日経ヴェリタスの特集は「ハーバードの挫折と挑戦」なのですが、HBSが築き上げてきた金融工学の功罪が書かれています。ブラック・ショールズモデルの生みの親のひとりであるL・マートン氏は要約すれば「金融危機は金融工学そのものを否定するものではなく、運用の問題
「かんぽの宿」の譲渡価格はおかしい.....か?
日曜の日経朝刊3面に「かんぽの宿の譲渡価格はおかしい」との鳩山総務相のコメントが載っており、久しぶりにひっくり返りそうになりました(笑)日田の宿に視察に行ったらしく、「想像よりえらく近代的だ。」全体で108億円に譲渡価格について「なんで100億円なのか。すごくお
GREEの力強さ
今回GREEが、業績上方修正を行いました。純利益32億円→35億円。
このGREE、非常に興味深いです。前期2008/6期は売上2,937百万円(以下M)、当期純利益582Mでしたが、この9月のQ1で売上1,980M,純利益752Mと、利益ベースではすでに前期を上回っています。しかも2009/6期通期